ミニ知識
レーザープリンターのトラブル原因
~機器はデリケート。印刷機の不具合ではないかもしれない~
レーザープリンターの印刷トラブル原因 12項目
パソコンやプリンターは、とてもデリケートです。ご使用にあたり下記のチェックをお願いします。
- 1.紙の湿気対策をしていないものを使用した
- 最適な湿度は、45%~65%とのこと。紙詰まり・印字不良・シワの原因になります。防湿シートを利用しましょう。
- 2.色々な用紙で印刷してしまった
- 紙なら何でも同じと考えて印刷してしまうのは厳禁。用紙はプリンターに合わせたコーティングが施してありますので用途に合わせた用紙で印刷を。
- 3.試し印刷用として、一度印刷した用紙の裏に印刷する
- 裏が白いのでもったいないし、試し印刷だし・・・。一度印刷または通紙した紙は表面が波打っていますので、使用すると紙詰まりを引き起こします。
- 4.用紙トレイのガイド、用紙種類、厚さ、サイズを正しく設定していない
- パソコン側の設定が合っていても、プリンタ側でも設定が合っていないと印字が薄かったり汚れたり。面倒でも正しく設定すると綺麗な印刷ができます。
- 5.ハガキを扇状に広げて枚数を数えたものを印刷した
- 扇状に広げて枚数を数えると、静電気を発生させる原因となります。
- 6.自分でカット(切断)した用紙で印刷する
- カットした部分から紙粉が発生していたり、プリンター側で用紙引き込みをするローラーでの巻き込み不良、感光部への影響が発生する可能性があります。
- 7.用紙トレイに用紙を継ぎ足す
- 印刷途中での用紙の継ぎ足しは、曲がったりずれて給紙されます。印刷が止まってから給紙しましょう。
- 8.プリンター内にセットしたままの用紙やホコリの付いている用紙の使用
- プリンター内にセットしたままの用紙は、冬の結露で湿気ったり、プリンター内の熱で変形しています。
- 9.のり付け部分にテープやのりが付いている封筒への印刷
- レーザープリンターは熱をかけて印刷するので、のり部分が溶けてプリンター内部にべっとりと付いてしまうことも。窓明封筒がビニールの場合もレーザープリンターでは印刷できません。
- 10.金粉や銀粉が付いている用紙に印刷
- 金粉や銀粉などの粉がプリンター内部に残ったり、詰まることがあります。必ずレーザープリンター対応と記載されている用紙で印刷を。
- 11.摩擦係数を抑えたコピー用紙以外の用紙で連続印刷使用
- 紙間の摩擦係数とは低減させることにより、重送や空送りなど給紙ミスを起こりにくく設計された用紙です。
- 12.パソコン、プリンターの環境がよくない
- 用紙だけではなく、パソコンやプリンター等の機器環境がよくないと最適な印刷は得られません。パソコンの内部が掃除しておらずホコリだらけ、電圧が一定ではない、気温が10度以下で寒いもしくは30度以上で暑い、 湿度45%~65%内ではない、など空調管理も大切です。
レーザープリンタの使用にあたって
- ■防湿シートの利用
- 一度に使用する量ごとに小分けして、防湿シートにしっかりと包み保管することをお勧めします。
- ■レーザープリンター専用紙以外の紙はご使用しないでください
- (重要)インクジェット専用用紙を誤ってレーザープリンターで使用すると
- インクジェット用紙には、インクが綺麗に紙にのりやすいようにコーティングされています。そのコーティングがはがれ、感光ドラムに張り付いてしまい故障の原因となります。
- さらに定着器の熱でコーティングがはがれ、定着ローラーにも付着します。